HGMで聴覚障がい者でも会話が苦にならなくなった話
こんばんは、ミヤジマです。
人との会話が苦にならなくなってきています。
今まで僕は、多少はできていたとしてもその殆どが読唇術によるものでした。
聞こえる音声に自信を持っていないので、聞こえた声があっているかどうかわからず
会話をすること自体が苦痛に感じていました。
それが今は段々と苦にならなくなっています。
高校時代までは、集団会話や、授業が苦手でした。
どうしても1対1で話すときと違って、集団に向けての話になると声が変わります。
多分、殆どの人が僕にわかるように気をつかってゆっくり話してくれたのだと思います。
ですが、集団だとそういうわけにもいきません。
授業もそういうわけにもいきません。
テンポがあるのも理解できますが、僕のペースで止めるわけにもいかず、僕にとってはお経のように聞こえていて退屈でした。
音声は聞こえるけど、聞き取れない。
この違いは中々一般人には伝わりません。
音は聞こえている。
何をしゃべっているのかが、わからない。
なるべく聞こうとしているのですが、お経のように聞こえる声をずっと聞いていると…眠くなって寝てしまうことが多々ありました。高校や予備校でもそうでしたので、「何のためにここに来てるんだ?」と思われていたと思います。
大学に入ってもそれは続いていて、授業がわかりませんでした。
通常の会話も怪しいレベルでしたので、教授からは「何故聞こうとする努力をしないのか?」と思われていたと思いますし、何をどれだけ真剣に聞いても眠くなってしまうのです。
会社の会議も怪しいものでした。
そういうことが何年も続いていくうちに、一対一以外で会話をするのがとても苦痛に感じていました。
一対一でも、なるべく読唇術を駆使し、聞き取る音声を信用せずに相手の言いそうなことを予測することでギリギリ成り立っていたところがあります。
そのため、予測を前提に相手の言っていることを理解するので…その内容が間違っていても頷くことがあり、「わからないなら頷かないで」と言われたこともあります。
小さいころから聞き返すと怒られることもあったので、わからなくても予測しなければなりませんし、わからなくても怒らせないために頷くこともある。
聞き返しても怒らないよ、と言ってくれる人も居ましたが、聞き返しまくるとイライラが伝わってきたりしました。
なので、自分ではどうしていいかわからず、お手上げでした。
大学時代はほぼ引きこもってオンラインゲームをしていたのですが、それは音声による会話の必要がなく、すべてがチャットという文字を利用した会話ツールでしたので、確実に会話が成り立つのが一番の楽しみでした。
その中で、「他の人はこうやってコミュニケーションをしていたんだ」「こういう会話をしていたんだ」と全てが新鮮で、「わかる」ということがとても楽しかったのです。
大学時代はほぼ全てオンラインゲームにのめり込んでいました。
でも、社会に出ると、当たり前ですが皆がチャットを使いません。
ほぼすべてが音声による会話でした。
それでも読唇術を駆使してきましたが、これもかなりの集中力を使うのでなるべく人と会いたくありませんでした。
上記のことにより、僕は会話がコンプレックスでした。
勿論、自信がないので大きな声ではっきりと喋れません。
どもってしまうことが多くなりました。
今回、HGMは音声で聞く教材もあるので正直なところ抵抗はありました。
でも、改善する可能性が1%でもあるのならば、と師を信じて飛び込みました。
HGMで鍛えるのは耳だけではありませんが、まずは耳からトレーニングをします。
これには根拠があるのですが…学んでからのお楽しみということでここでは説明できません。
ただ、聴覚障がい者2級の僕がこれをやった結果、聴力というよりは聞き取り精度が上がりました。
今ではある程度の声が音声だけでも聞き取れるようになっています。
人生において、音声だけで認識できたのはほぼありません。
僕が一番驚いています!
そして、人と会うたびに会話ができるようになってきています。
補聴器が拾える音域もあるので人の声質にもより、程度の差はあれこそ、人と会話ができるようになってきています。
これがシンプルですが、凄く嬉しいことでした。
今は会社を変えましたが、
聞こえるようになったこと、またHGMをやったことで、脳の処理速度が上がっているので仕事も早くなりました。
「これはシステム化できるだろうか?」
「これから片づけたほうが早いだろうか」
と瞬時に判断でき仕事が貯まるようなことはなくなりました。
上司にも遠慮なく、資料の作成をお願いされたり、内容がおかしいときは質問をいただけるようになっています。
またそれに対して即返事ができています。
色んなことができるようになってくると、正直、人生が楽しいと思えてくるようになりました。
聞き取りができるようになってきたことで今まで閉じられていた世界が広がったわけです。
もう少し早く、HGMに出会っていれば、とすら思いますがそもそも、出会うこと自体が幸運なことなのでこれからもトレーニングを積み、その成果を生かして色んなやりたいことに挑戦します。
ここまで読んでいただきありがとうございました!