コミュ障を克服した話 Part1.コミュ症の種類と原因

役立つ記事 聴覚障がい

僕は大学卒業までコミュ障だった、いや、最近までそうだったかもしれません。
というか、転換点は2回ありました。

1つ目は大学在学中に引きこもってから。
2つ目は最近のことです。

2つ目の転換点で、完全に話すことが苦ではなくなりました。

はじめて「コミュニケーション障がい」という言葉を知ったのは中学生のときでした。
「聴覚障がい者はコミュニケーション障がいとも言われている」といったようなことを親から聞いた記憶があります。

小学校のとき~高校卒業まで、他人の気持ちがよくわかりませんでした。
それ故、行き過ぎたコミュニケーションをとろうとしたり、「もしかしたら間違っていたのかな」と大学在学中にふと思い始めて引きこもりになったりもしました。

しかし、今はコミュ障ではありません。
今振り返ってみれば、当時の僕と、今の僕は別人だと思います。

聴覚障がい者が陥りやすいコミュ障のケース、そしてその原因、解決法を段階を追って深堀りしていきます。
もしかしたら、健常者の方でも参考になる部分もあるかもしれません。

まず、コミュ障には数パターンあります。

コミュ障には数パターンある

これからあげる事項のどれか、もしくは複数該当することもあるかと思います。

自信が無く話せない

ヘンに聞こえていないか?
自分の声は相手に届いているだろうか?
発音が悪いと恥ずかしいのではないか?

周囲と仲良くしようとするもうまくできない

どうやって仲良くしたら良いかわからない。
ノリで絡みに行ったら嫌われた(ウザがられた)。

人の感情がわからない

相手が嫌がっているかどうかがわからない。
イヤそうな反応も面白がっていると勘違いする。
相手が引いていることがわからない。

いわゆるサイコパスも、これに該当するところがあります。

コミュ障になる原因

そもそも何故コミュ障になったのか?
原因は何だったのだろうか?
性格や家庭環境の問題もあるとは思いますが、基本的には以下のようなものがあります。

情報不足

まず一番の原因としては情報不足です。

周囲の話していることがわからない(聞き取れない)

これが最大の要因だったように思います。

「周囲を見ろ」とは言われていても、会話の流れがわからないと、普通の人が蓄積しているようなコミュニケーションの取り方としては、聞き取れなければ蓄積されません。
よくわからないまま怒られるということも重なっていくと、「うまくいかないけど、何故かわからない」となります。
そうしていくうちに段々と自信が無くなっていきました。

経験不足

家族以外の人と接する機会があまりないし、前項で挙げたように情報不足により、どうやって周囲に接したら良いかわからないわけです。
「普通にやったら」というアドバイスも頂きましたが、その普通の基準がわかりませんでした。
あまりにもわからなさ過ぎたので、(理由はこれだけではありませんでしたが)所属していたクラブを辞め、引きこもりました。

正解を求めている

正しいコミュニケーションがあると思っており、周囲は正しいコミュニケーションを取れているものだとも思いこんでいました。
今考えてみれば、周囲もそんなものを知っているわけではないですし、逆にコミュニケーションがうまくいっていない人って、聴覚障がい者でなくてもかなりの数が居るのでは無いかと思っています。

まとめ

いくつか心当たりがあったのではないでしょうか?

中々に、改善することが難しいコミュ障ですが、僕は今では友達や仕事でもコミュニケーションに困ってはいませんし、割と早い段階で彼女を作り、今では結婚もしています。

冒頭の症状からどうやってここまでこれたのか気になりますよね。
次回は僕がそんなコミュ障をどうやって脱出してきたのかについてお話します。