コミュ障をどうやって脱出したのか?Part2.1

役立つ記事

前回の話(Part1.コミュ症の種類と原因)の続きです。

コミュ障ですが、大学時代にある程度は脱出できました。

そもそも、本当に友達付き合いができているのだろうか?といったことや、20になっても「彼女ができない」という部分でコンプレックスが強かったです。

そのため、大学は必要な出席以外と(最低出席を満たす程度)とクラブ以外は引きこもっていました。

引きこもって何をしていたのかというと、オンラインゲームです。
何故ハマったのかと言えば、そこでは「チャット」という文字での会話ツールがありますから、全ての会話が見えます。
聞く必要が無く、会話が見えるというのは僕にとってかなり居心地が良いものでした。

オンラインゲームでも最初はおかしなやつだと思われていたかもしれませんが、兎に角チャットで話すのが楽しくて「話す経験」をここで重ねていました。

意外と、異性もゲームをプレイしていることがわかり、こちらのほうが彼女を作れる可能性があるんじゃないか?とも思い始めていました。結局のところ、「彼女を作る」というのも原動力だった気がします。

そして所属していたクラブはPC関連で女性がほとんどいないこと、PC関連をほとんど覚えてしまったこと、クラブ活動や無線のイベント等、あまり興味の無いことでも休日が拘束され、好きなオンラインゲームをプレイする時間が減ってしまうことから、やりたいことをできるわけでもなく、彼女を作れる可能性もほぼ無いと踏み、「ここでやりたいことが見つけられない」と言って辞めました。

知識を蓄える

会話をするにおいても、僕は耳からの情報、とくに集団における会話や、他の友達同士が話している会話を聞き取れないわけです。

つまり情報が全く足りない状態でしたので、情報を仕入れるには本しか選択肢がありませんでした。

当時、本を読むのはあまり早くありませんでしたが、大学の授業をサボり、図書室で本を読んでいました。
図書室で心理学系の本を読みあさったり、本屋さんで脳科学の本を買いあさったりしました。当時でも本を読むのは早くありませんでしたが、ここで年間100冊以上は読みましたので、多少は読むのが早くなった気がします。

やはり話すのに読書によって語彙力を鍛える必要があります。

僕は、心理学や脳科学に偏っていましたが、ビジネス書や小説、何でも良いと思います。
漫画も悪くはないのですが、語彙力はイメージ力の強化も必要なので、文字だけの本を読んでイメージをしながらイメージ力を鍛えるほうが良いと思います。

本を読んでいる人と、読んでいないのでは知識の引き出しも違うので、色んなことを知っているほうが対人との会話で緊張しないです。

チャットで実践

引きこもっていたので、当時はパソコンでオンラインゲームのチャットをほぼ毎日していました。

現実では、漫画は読むものの、テレビ等を見ませんでしたので、共通の話題があまりありませんでしたが、オンラインゲームではゲームの攻略という目的があるので共通の話題を用意する必要がなく、気が楽でした。

色んな業界の人がプレイしているので、彼らの話はとても興味深く、経験を疑似体験させてもらっている気持ちにもなりました。

また、最初は僕自身がどこかがズレていたため、上手くいきませんでしたが、「なんでだろう」と思い、心理学や脳科学の本を読みあさっていたので、それを会話に入れつつ、相手をよく観察していました。

そして段々と会話がうまくいくようになり、同性だけでなく異性とも仲良くすることができるようになりました。
ゲームの中ですが、グループのリーダーを任されることも多くなり、いくつかのグループを転々としながら5年以上はリーダーをしていました。

また、オンラインゲーム上でもかなりモテている方が居たので、(勝手に)弟子入りし、どうやったらモテるのかについて聞いたり、話し方を観察していました。ゲーム内だけでなく、外部のチャットだけの場所にも出没するようになり、やはり会話をすることを念頭に経験を積んでいました。ゲーム以外でも「チャットなら話せる」という手ごたえを感じていました。

聞こえないため、現実ではグループ会話ができないので集団のオフ会(現実で会うこと)はあまりしませんでしたが、事情を話している方とはサシ(一対一)で会うことも増えました。

モテることも増え、その中で何人かの女性と会うことも増え、お付き合いもしました。
その中である程度の自信は付きました。

ここで一定の自信は付きましたが、それは「文字による会話のみ」でした。やはり一対一じゃないと実際の会話は難しいと感じていました。
それ故、やはり現実の会話シーンにおいては、よっぽど慣れている相手でないと心理的に話しづらいものがありました。
いわゆる、「人見知り」みたいな状況です。これは最近までありました。

まとめ

どういう風にコミュ障を脱したのかについて書きましたが、長くなったので、前半・後半に分けました。
オンラインゲーム上ではありますが、そこで泥臭いですが、学習と実践を繰り返しました。
人の話をよく聞くのも学習になっていました。

現実で話すことに自信があるならば、ゲームじゃなくても、実際の会話で練習しても良いかもしれません。
ただ、僕は最初、会話ができなかっただけでなく外見にも自信が無かったのもあり、心理的な壁を1つ1つ取り除くために、僕はどうしてもゲーム内のアバターを通して、という入口が必要でした。

次のパートで現実でどうやって自信をつけ、さらに〇〇を克服することで完全にコミュ障を脱したのか書いていきますね!